AUC版PBWをやってみよう企画のリプレイバックナンバーや、AUC関係の管理人のSSを保管している場所です。
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◇
「本当にお世話になりました! 皆さんには感謝してもしきれません!!」
ひとまず荷馬車と輸送機にに積めるだけの積み荷(リリーエに確認してもらってリックの商品と思われる物を優先)と、略奪団を乗せて街に着いた頃にはすっかり日が落ちていた。
街の関所は傭兵待遇で入れて貰えるのでその辺は心配ないのだが、リックはさぞかし心配したことだろう。
積み荷の確認を放り出してリリーエを強く抱きしめ、感謝の言葉を告げるやいなやおいおい泣き出してしまったのだ。
とりあえず積み荷の方は、リックのフォローをしに来た従業員が慣れた手つきで帳簿片手に確認しているようだった。
「リリーエさん、ご無事で何よりです」
助け出されたと思ったら父親のお守りで大変そうなリリーエに、ダンデリオンがにこりと笑みを浮かべて声を掛けた。
「ええ、本当に……ありがとうございました」
ドレス姿でボーイッシュな顔立ちのダンデリオンにキリッとした笑みを向けられ、流石のリリーエも年頃の少女らしく照れる自分の頭が大丈夫か不安に駆られた。
ドレスなのに。
ドキッとしたら変じゃない? わたし変よねおバカさんっと。
荷馬車の方では、連れてきた衛兵達に略奪団の引き渡しやリック以外の盗品の処理について相談していた。
乗せきれなかった荷物については、衛兵任せになることだろう。
荷馬車の横にまとめて転がされている略奪団達の前に、小柄な少女の影が落ちた。
「盗賊団さん……斬りつけてごめんなさい……。でも、もうこんなことはやめてください……ね……」
泣きそうな顔でどうか更生して下さいと繰り返すマナの言葉に、略奪団それぞれがそっぽを向きながらウンザリした表情を浮かべていた。
ただ一人、二刀剣士だけは終始無表情のままであった。
「さて、一件落着っとくらぁ」
「全く……作戦上仕方がなかったとはいえ、スカートで戦闘は二度とごめんですよ……」
「まあいいじゃない~。報酬ももらえたしさ~」
「臨時収入~。フェンさんペンキ洗って~」
「後でー」
星空を見上げ、頭の後ろで腕を組む信吾の隣でぶつぶつと不満の声を上げるダンデリオン。
報酬の封筒を握りしめてご機嫌のフェンさんとまだ茶色い白麒麟。
「成功祝いに一杯やって行くか?」
「当然セシルさんのおごりですよねっ」
「セシルさん ふとっぱらー」
「ちょっと待てお前ら、誰もおごるだなんて言っ」
「違うんですか……」
「えー違うの? セシル船長~心狭~い」
打ち上げを提案したセシルに、からかい半分でたかる光速の以下略さんと、どこまで本気か予想が付かないソラコニオン。
「あ、すみません私そんなつもりで言ったんじゃないんです……。セシルさんは心狭くないです……」
みこに呟きの尻馬に乗られてしまって、慌てて訂正を入れるマナ。
一同は星空の中をわいわいと騒ぎつつ、結局は酒場へと足を向けた。
その後支払いがどうなったかは、神のみぞ知る……である。
☆----------☆
結果:成功
参加者(敬称略、順不同)
・マッカ
信吾 122g
ソラコニオン 109k
・セフィド
セシル 101l
光速の以下略さん 149e
マナ 117w
フェンさん 15qx
ダンデリオン 10dd
NPC 天野みこ 127o
「本当にお世話になりました! 皆さんには感謝してもしきれません!!」
ひとまず荷馬車と輸送機にに積めるだけの積み荷(リリーエに確認してもらってリックの商品と思われる物を優先)と、略奪団を乗せて街に着いた頃にはすっかり日が落ちていた。
街の関所は傭兵待遇で入れて貰えるのでその辺は心配ないのだが、リックはさぞかし心配したことだろう。
積み荷の確認を放り出してリリーエを強く抱きしめ、感謝の言葉を告げるやいなやおいおい泣き出してしまったのだ。
とりあえず積み荷の方は、リックのフォローをしに来た従業員が慣れた手つきで帳簿片手に確認しているようだった。
「リリーエさん、ご無事で何よりです」
助け出されたと思ったら父親のお守りで大変そうなリリーエに、ダンデリオンがにこりと笑みを浮かべて声を掛けた。
「ええ、本当に……ありがとうございました」
ドレス姿でボーイッシュな顔立ちのダンデリオンにキリッとした笑みを向けられ、流石のリリーエも年頃の少女らしく照れる自分の頭が大丈夫か不安に駆られた。
ドレスなのに。
ドキッとしたら変じゃない? わたし変よねおバカさんっと。
荷馬車の方では、連れてきた衛兵達に略奪団の引き渡しやリック以外の盗品の処理について相談していた。
乗せきれなかった荷物については、衛兵任せになることだろう。
荷馬車の横にまとめて転がされている略奪団達の前に、小柄な少女の影が落ちた。
「盗賊団さん……斬りつけてごめんなさい……。でも、もうこんなことはやめてください……ね……」
泣きそうな顔でどうか更生して下さいと繰り返すマナの言葉に、略奪団それぞれがそっぽを向きながらウンザリした表情を浮かべていた。
ただ一人、二刀剣士だけは終始無表情のままであった。
「さて、一件落着っとくらぁ」
「全く……作戦上仕方がなかったとはいえ、スカートで戦闘は二度とごめんですよ……」
「まあいいじゃない~。報酬ももらえたしさ~」
「臨時収入~。フェンさんペンキ洗って~」
「後でー」
星空を見上げ、頭の後ろで腕を組む信吾の隣でぶつぶつと不満の声を上げるダンデリオン。
報酬の封筒を握りしめてご機嫌のフェンさんとまだ茶色い白麒麟。
「成功祝いに一杯やって行くか?」
「当然セシルさんのおごりですよねっ」
「セシルさん ふとっぱらー」
「ちょっと待てお前ら、誰もおごるだなんて言っ」
「違うんですか……」
「えー違うの? セシル船長~心狭~い」
打ち上げを提案したセシルに、からかい半分でたかる光速の以下略さんと、どこまで本気か予想が付かないソラコニオン。
「あ、すみません私そんなつもりで言ったんじゃないんです……。セシルさんは心狭くないです……」
みこに呟きの尻馬に乗られてしまって、慌てて訂正を入れるマナ。
一同は星空の中をわいわいと騒ぎつつ、結局は酒場へと足を向けた。
その後支払いがどうなったかは、神のみぞ知る……である。
☆----------☆
結果:成功
参加者(敬称略、順不同)
・マッカ
信吾 122g
ソラコニオン 109k
・セフィド
セシル 101l
光速の以下略さん 149e
マナ 117w
フェンさん 15qx
ダンデリオン 10dd
NPC 天野みこ 127o
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